【JICA海外協力隊】大学生で合格するコツは?現役隊員が解説!

JICA 海外協力隊
  • JICA海外協力隊って大学生でも応募できるの?
  • 大学生が新卒で合格するためのコツが知りたい

このような悩みを持つ方に向けて、実際に新卒で参加している私が合格するために実践したことなどを紹介します!

この記事でわかること
  • 新卒でも合格しやすい職種
  • 大学生のうちにやっておいた方がいいこと
  • 大学生の私が海外協力隊の面接で聞かれたこと
この記事を書いた人
せらとな

・2023年に大学生でJICA海外協力隊に合格
・現在はトンガで活動中
・配属先の企業で環境教育と広報を担当
・在学中にヨーロッパで1ヶ月のバックパッカーを経験
・JICA海外協力隊や、海外で役に立つ情報を発信します!

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大学生が応募する際にチェックすべきポイント

まず初めに大学生が新卒でJICA海外協力隊に応募する際のポイントを紹介します!

押さえておくべきポイントは大きく2つ

  1. 大学生でも合格しやすい職種
  2. 応募用紙に書く要請を選ぶコツ

この2つを押さえておくことで、合格できる可能性がグッと高まります!

大学生でも合格しやすいオススメの職種

JICA海外協力隊には多くの職種があり、同じ職種の中にも様々な要請があります。

新卒でも合格しやすい職種は以下の4つ

  • 青少年活動
  • 環境教育
  • コミュニティ開発
  • スポーツ関連

それぞれについて簡単に説明します。

青少年活動

青少年活動は、主に子どもたちを対象とした若者の育成と自立を支援する職種です。
配属先は児童養護施設更生施設青少年活動団体まで様々です。

大卒のみで応募できる要請が一番多いのがこの青少年活動です。

教育学部や社会福祉学部の学生であったり、ボランティア活動や実習、アルバイトなどで青少年と関わるような経験がある方にオススメの職種になります。

環境教育

環境教育は、任地におけるゴミ問題や自然保護についての課題解決を行う職種です。

主に行政機関や自然保護団体と協力して、イベントの開催や学校巡回型教育、コンポストの普及など環境分野における様々な活動を行います。

多くの要請で大卒以上が応募条件となっています。

ボランティア活動で環境問題に取り組んだ経験があったり、イベントの企画運営を行ったことのあるようなアクティブな大学生にオススメの職種です!

コミュニティ開発

コミュニティ開発は、現地住民の生活改善収入向上地域活性化などを行う職種です。
任地の状況と課題を把握して、ワークショップを開いたり住民と一緒に商品開発を行ったりします。

こちらも大卒以上が応募条件になっている要請が多いため、新卒でも参加しやすいです。

大学で地域活性化や町おこしなどを学んだり、関連したボランティア経験がある。
経済学部などでマーケティングや商品開発について学んだ経験のある方にオススメの職種です。

スポーツ関連

海外協力隊にはサッカーや野球、柔道などの競技指導を行う職種があります。

競技経験年数や段位のみで応募できる要請もあるので、体育系の学部に所属している方や、
小さい頃からスポーツをやっている大学生の方にオススメです!

応募用紙に書く要請を選ぶコツ

次のポイントは応募時に希望する要請の選び方です!
JICA海外協力隊の応募用紙には、希望する要請第3希望まで書くことができます。

ここで選ぶ要請は別々の職種でもOKです!
実務経験のない大学生が合格するためには、ここでの選び方が重要になってきます。

例えば、

希望する要請(3つまで記載)
  • 青少年活動A
  • 青少年活動B
  • 青少年活動C

このように全て同じ職種にしてしまうと、
この人はこの職種しか対応できないんだな。という印象を持たれます。

では、どうすれば良いのかというと

希望する要請(3つまで記載)
  • 青少年活動A
  • 青少年活動B
  • コミュニティ開発A

このように別の職種を入れてあげるだけで、対応できる案件の幅をアピールすることができます。

絶対にこの職種でないと参加したくない!という方は全て同じ職種で固めるべきですが、
そうでない方は2種類以上の職種を選んで、採用してもらえる可能性をあげましょう!

私は3つとも別々の職種を選んで、第一希望の環境教育で参加することになりました!

大学生のうちにやっておいた方がいいこと

大学生が新卒で海外協力隊に合格するには、アピールポイントを増やすことが大切です。
そのために大学生のうちにやっておいた方がいいことが以下の3つ

  • ボランティア活動への参加
  • イベントの企画・運営
  • TOEICなどの語学テストの受験

それぞれについて軽く説明します。

ボランティア活動への参加

これが一番のアピールポイントになると思います。

大学生が参加できるボランティア活動には様々なものがありますが、夏休みなどの長期休みに参加できる短期海外ボランティアは協力隊での活動に似た部分があるのでオススメです!

イベントの企画・運営

JICA海外協力隊では、派遣された後の活動を自分で組み立てる必要があります。
そのため、イベントを企画して運営した経験は大きなアピールポイントになります。

部活やサークル、学生団体でのイベントだけでなく、地域で行われるイベントにも積極的に参加してみましょう!

TOEICなどの語学テストの受験

英語テストのスコアやレベルは海外協力隊の応募条件に入っている重要なものです。
TOEICやTOEFL、英検などの英語テストを早めに受けておきましょう。

英語テストだけでなく、自分が大学で勉強した第二言語などの検定試験も積極的に受けてみましょう。
特にスペイン語フランス語は途上国で多く使われている言語であるため、これらの資格を持っていると合格できる可能性が高まります。

ちなみに海外協力隊では語学スコアの取得時期に制限がないので、何年前のものでも提出することができます。
ですので大学に入学したばかりであっても積極的に語学テストを受けることをオススメします!

大学生の私が面接で聞かれたこと

JICA海外協力隊には二次選考として面接があります!
私が大学生の時に受けた面接で実際に聞かれた質問を紹介します。

新卒での参加だが、実務経験がないことについてはどう考えるか

この質問は、大学生でなければ絶対に聞かれない質問です。
実務経験がなくても自分にできることを自信を持って伝えることが重要です。

実務経験がないことを欠点にしないために、必ず答えられるようにしておきましょう。

私はこれまで行ってきたボランテイア活動について答えました!

大学で所属していたゼミで学んだことで印象に残っているものは何か

これに関しては、私が応募用紙にゼミで学んだことについて書いていたため質問されたのだと考えられます。

しかし大学生である以上、大学で何をしていたのかについては高確率で聞かれると思ってください。
自分が大学生活で取り組んできたことを整理して、伝えられるようにしておきましょう。

まとめ

この記事ではJICA海外協力隊に興味のある大学生に向けて、新卒で合格するためのコツを紹介しました!

今回のポイントは3つ

  • 大学生でも合格しやすい職種を選ぶ
  • 大学生のうちに出来ることをやっておく
  • 面接で聞かれるであろう質問への対策を行う

これらを実践することで、大学生でも海外協力隊に合格できる可能性がグッと高まります!
皆さんの合格を心から祈っています!

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